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sirokunoteの近況報告――ここ最近のみずきさん 
 

「コロナ禍」という避けては通れない状況の中、近況報告をメンバーに聞いていきます。

まずはみずきさん、約1年の振り返りと最近は何してるの、という話を聞きました。  

――2021年に入りました。Twitterを見ていると猫の話が多いですね。
「諸事情により友人の家の猫を預かっていました。年末年始は家にこもって猫をひたすら猫かわいがりしていたんですけど、仕事が始まった途端、猫が寂しさで体調を崩してしまって。もともと4月まで預かる予定だったのを、1月半ばに友人の家にお返しする事態となりました。寂しい」

――新年早々しょんぼりしております。では活動についてはどうでしょう。ソロやバンド、また滋賀県を拠点にしたユニットLupielでも動きがありました。去年と比べて、気持ちの面で変化はありますか。
「去年は何回かライブをやることができたんですけど、まず、ひとつひとつのライブの重みが全然違うなと。コロナ禍以前はとにかくライブの数をこなすことができたんですね。そうなると、こういう言い方が適切かはわからないのですが、自分がライブに出演する側としても、観に行く側としても、「次がある」という気持ちがどこかにあったんだと思います。それが、今この状況になって、次があるとは限らないんだなということをひしひしと実感していて。ライブをなかなかすることができないという状況に対してもそうだし、ライブハウスがなくなってしまうかもしれないということに対しての気持ちでもあります」

――この先の展望というのは見えにくくなりましたよね、アマチュアバンドにとっても。
「ただ、良かった面もあって。このライブができない期間を製作にあてようと決意してから、私自身のできることが少しずつ増えていったんですね。それが今年に入ってからの、一連のフリート投稿で」

――いわゆる「歌ってみた」をセルフでの録音・編集に挑戦し、Twitterのフリート機能を使って連続で公開しました。
「今まではライブをたくさんやっているからという甘えがあったんですけど、そういう場が限られてしまった今、別のところでアウトプットをしていかなければと。そのためにはスキルが足りなさ過ぎて…今はそのスキルを磨いているところです」

――sirokunoteについて去年を見てみると、コロナの影響もあり、まず3月のイベントにソロで出演、4月に予定していたイベントは中止となりました。7月にミュージックファームでライブ活動を再開しましたが、その時の印象は残っていますか。
「ようやくsirokunoteでのライブ活動ができたな、このまま、また元の日常に戻っていくと良いな、という気持ちでした。でも、また冬になったらイベント中止が続くのかなというのは心のどこかに引っかかっていて。そうならないことを祈っていました。ただその当時は、ライブハウスがクラウドファンディングを仕掛けて…みたいな動きも一旦落ち着いたころで。感染者数も夏にかけて減ってきていて、今にくらべると、危機感というものがそこまでなかったように思います」

――たしかに、愛知県としては少し落ち着いたタイミングだったかもしれません。7月の出演の時点で、すでにキャパシティ50%制限や、客席では声を出せないなどの感染対策が実施されていました。ステージから見ても独特の雰囲気でしたね。
「個人的には、もともと私自身が自己陶酔型であることと、sirokunoteのお客さんにはそこまで大騒ぎをするタイプの方がいらっしゃらないので、歓声がなくて寂しいということはなかったです。声はあげられないけど、体を揺らしたり、手でリズムをとったりと、楽しんでくれているなというのはステージから見ていてもよくわかるので、上手く出演者も客席側も折り合いをつけられている印象はありました」 

――我々としては久しぶりにライブできる!みたいなテンションでしたけど、会場のスタッフさんに疲労の色というか、やはり重い空気があったなというのが印象に残っています。
「そうですね。あと、ライブをやるということに対して、やっぱり緊張感はありましたね。特にあの時はライブハウスクラスターが!って言われてた時だったと記憶しているので、余計に」
 
――その後、11月にはシロクマナイトというライブイベントを主催しました。
「正直言って、知っている人たちばかりだったし、出演組数が少なかったこともあり全然大変とは感じませんでした! ソロの子たちを10組近く集めたイベントを主催した時の方が大変だったかも。ただ、まあ、最近は1週間前のことも覚えていられないので、もしかしたら大変だったこともあったかもしれないけど覚えてないですね」

――新曲も披露しましたね。
「それはもう大変でした! 」

――急に思い出したな(笑)。
「だいたい何回もやっている曲は体に染みついているので、よっぽど歌詞が飛んでも別のところから歌詞を持ってきて歌うので止まるっていうことはないんですけど、新曲はまだ体に染みついてないので歌詞が飛んだらアウト!っていう緊張感があります。あと、音が高い」

――音が高いのはこちらの責任ですね、すいません! そんな主催から、12月そして1月とライブ出演がありました。良い手応えはありましたか。
「最初に言ったことにつながるんですけど、コロナ禍が続く中でひとつひとつのライブの重みがこのころになると違っていたので、やっぱり今までとは心構えが違ったように思います。お客様に対しても、なかなか大々的に「来て!」とは言えず…。ただ、あの時できる最大限の事をやり切った感はありました。特に1月のライブ(GOLD RUSH振替)では今までsirokunoteを見たことがなかった人に音を届けられて、割と好感触を頂いたので、あの時期だったとしてもやって良かったなと思います」

――早く状況が好転してくれることを願っていますが、残念ながら出演予定だったイベントの出演辞退や開催延期が発表されています。そんな中、謎解きのイベントにも積極的に参加していますね。謎解き専用のTwitterアカウントも開設しました(@ame_enigma)。
「謎解きについては、リアルイベントよりもオンライン公演がどんどん出てきていてそれはそれで良いんですけど、やっぱりリアルの公演が楽しいなと思います。それこそ早くコロナが収まって、遠征もしたいんですけど…。昨年は20公演くらいしか行けてないです」

――20しかって、けっこう多く感じますが。
「少ないよ! 猛者は年間100公演とか200公演とかいるので。遠征に行ったときに、その時できる公演を一気にやるんですよ。朝1でこの団体のこの公演、次はこれで…みたいな。頑張れば1日4、5公演回せます! 最後の方の公演になるとだんだん頭が働かなくなってきます(笑) 」

――それは大変そう…。早くリアルイベントに浸れる日が来てほしいものです。さて、こういう活動報告は定期的にやっていこうかなと思っています。最後に今後の予定を。
「2月28日にGAUZES主催イベントに出演させていただきます。GAUZESのとしきくん(ベース)とは以前320プロというバンドでご一緒していた時期があって。ボーカルのシストさんがめちゃくちゃ歌が上手くて楽曲も良いバンドさんなので楽しみにしています! 」

――以上、よそ様の猫にもめっちゃ好かれるみずきさんでした。
「猫とXXXXXXXXXには好かれる夜森です! よろしくお願いします! 」

――おっと、それは書けないな。
「猫とうさぎには好かれます、にしとくか!(笑) 」

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